千葉市   “こころのケア” 日本赤十字社の報告

千葉市

西日本豪雨被災地で求められる“こころのケア” 日本赤十字社の報告

 

ことし7月の豪雨災害で西日本の被災地に派遣された日本赤十字社千葉県支部の職員が21日、千葉市で報告会を開き、被災者と支援者の「心のケア」の大切さを強調しました。ことし7月に西日本を中心に発生した豪雨災害を受け、日本赤十字社千葉県支部は7月から8月にかけて、2人の職員を被災地の広島県に派遣しました。

報告会では、広島県呉市内の保健所で「こころのケア」活動を行うチームの調整業務を担った救護福祉課の青木英憲さんが「質問ばかりでなく、寄り添いながら話を聞くこと」など被災者との接し方、向き合い方のノウハウを説明。

そして、保健師など被災者を支援する側も現地に入ってから1か月経過すると精神的な負荷を感じるケースがあるとして、被災者と支援者、いずれの立場の人にも「こころのケア」が求められるとその重要性を強調しました。

日本赤十字社千葉県支部事業部長 増田文仁さん「医療の空白を埋める活動、こころのケアに至るまでできることは全てやっていこうと思っている。」

なお、日赤千葉県支部によりますと、6日に発生した北海道胆振東部地震でも被災地に医師や看護師などで構成する救護班を派遣したということです。